医療関係者の方へ

治療方針の概要

疾患・病態・組織型等 線量分割(1日1回、週4回法)
局所進行膵癌 55.2Gy(RBE)/12回/3週
備考

当センターでは、原発性膵がんを対象に重粒子線治療を施行しています。
根治的な手術が適応できない局所進行膵癌が主な対象です。消化管は放射線に対する耐用線量が低いため、消化管浸潤がある、もしくは近接して安全に避けることが困難な場合は対象外となります。病理確定診断がついていることが望ましいですが、病理確定が困難な症例では画像所見や経過(増大傾向)などに基づいた慎重な臨床診断のもとで治療を行っています。
標準的な適格条件を満たさない場合でも、重粒子線治療による医学的利益があると考えられる場合には治療をおこなっています。なお、術後再発に対する根治的治療も行っています。
患者さんの受診希望や重粒子線治療の適応判断に関する相談についてはセカンドオピニオンも含めて適宜対応いたしますので、お気軽にご相談・ご紹介ください。

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