2018年4月から「公的医療保険」の適用が広がり、重粒子線治療はさらに身近な治療となります。

2018年4月から「公的医療保険」の適用が広がり、重粒子線治療はさらに身近な治療となります。

  • ◼︎ 重粒子線治療の医療制度と適応範囲の拡大

    2016年4月から骨軟部がん(切除非適応の骨軟部腫瘍)、2018年4月から前立腺がんと頭頸部がん(口腔・咽喉頭の扁平上皮がんを除く)について、公的医療保険が適用されました。
    それ以外の治療については、先進医療として継続されます。

    ◼︎ 対象部位

    重粒子線がん治療の対象となるのは、ひとつの部位に留まっている固形のがんです。

    治療の対象とならないがん
    白血病のような血液のがん
    広範な転移のあるがん
    胃がん、大腸がんなど不規則に動く臓器のがん など

  • 対象部位

重粒子線を使ったがん治療とは?

  • 重粒子線がん治療は、炭素イオンを、加速器で光速の約70%まで加速し、がん病巣に狙いを絞って照射する放射線治療法です。

    従来の放射線治療で使用されるエックス線やガンマ線は、がん病巣に照射すると、体の表面近くで放射線量が最大となるため、体の深いところにあるがん病巣に十分なダメージを与えることができません。

    重粒子線治療は、がん病巣にダメージを十分与えながら、正常細胞へのダメージを最小限に抑えることが可能です。

  • 照射イメージ

重粒子線治療のメリット

  • merit01

    体を切らず
    通院治療が可能

    体を切らずに済むため通院でがんを治療できます。高齢などで体力に不安がある方の治療にも適しています。

  • merit02

    副作用が少ない

    がん病巣だけを集中的にたたくため、まわりの正常細胞へのダメージ(=副作用)を最小限に抑えることができます。

  • merit03

    治療期間が短い

    重粒子線は、がん細胞を殺傷する能力が高く、一回の照射で得られる効果が大きいため、治療期間を短くすることができます。

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サガハイマットは、重粒子線治療に特化した施設です

サガハイマットは、重粒子線治療に特化した施設です

  • 九州で初の重粒子線がん治療施設

    九州では、初めての重粒子線がん治療施設です。岡山県以西でも唯一の施設です。このため、サガハイマットは九州、中四国を含めた地域の患者さんに、最先端の医療を提供することを目標にしています。

    アクセスしやすい立地

    佐賀県鳥栖市には、九州縦貫自動車道と九州横断自動車道のクロスポイントがあり、九州新幹線の停車駅(新鳥栖駅)もあります。 サガハイマットは、九州新幹線の新鳥栖駅の目の前にあり、駅を降りてわずか3分で到着できます。このため、遠方からの治療にも不便を感じることはありません。

サガハイマットは開設から
2000人を超える患者さんを治療しています。

サガハイマットに新たな治療室Cが稼働します

サガハイマットに新たな治療室Cが稼働します

  • 次世代型照射装置を備えた治療室Cが稼働し、大きながんや複雑な形状のがんへ照射できるようになりました。

    これまでの治療室A・Bとの違い

    治療室AとB、2つの治療室では、「ブロード照射」という技術で前立腺がんをはじめとする、さまざまながん治療を行ってきました。
    治療室Aは、重粒子線を水平と斜め45度から照射します。治療室Bは、水平と垂直から照射します。
    治療室Cは、治療室A・B両方の照射が可能となった「3次元スキャニング照射」(図参照)を導入しています。
    「3次元スキャニング照射」は、がんを塗りつぶすように重粒子線を照射する方法です。がん病巣にピンポイントで照射し、周りの正常細胞へのダメージを最小限に抑えます。
    患者さんに適した照射方法を選び、治療していく必要があります。

  • ■ 照射方法イメージ図

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治療の流れ

  • STEP1紹介元医療機関より紹介
    まずは、現在の主治医にご相談ください。当センターを受診したいことを伝え、紹介状(診療情報提供書)を書いてもらいましょう。
    STEP2インフォムードコンセント
    治療適応と判断されたら、医師から、患者さんとその家族へ、治療のスケジュールや照射方法、治療に伴う副作用、見込める治療効果などを説明し、最終的な治療の意思決定を行います。 治療をすることを決められたら同意書にサインをしていただきます。
    STEP3固定具作成
    治療で使用する固定具という道具を作ります。固定具は正確な治療のために体を診療台に固定するものです。 体を上から覆うプラスチックのカバーと、体の下に敷く台(必要な方のみ)を患者さん一人ひとりに合わせて作ります。 仰向け、うつ伏せなどの体勢や固定する場所はがんの場所によって異なります。
  • STEP4CTシミュレーション
    治療の計画を立てるのに必要なCTをとります。固定具をつけた状態で撮影を行います。
    治療計画の作成やリハーサルなど
    治療で使用する道具の作成や、医師、医学物理士などによる治療計画の作成を行います。場合によっては、治療開始前に固定具をつけた状態で治療の体勢になり辛くないか、不具合はないか等の確認をします。 また、この時に治療時に使用するレントゲン写真の撮影を行います。
    STEP5治療開始〜終了
    治療計画に沿って治療します。治療はすべて外来通院で行います。
    STEP6紹介元医療機関へ
    治療が終わった後は、紹介元の医療機関と当センターで一緒に経過を見ていきます。

治療費について

公的医療保険の適用範囲が
広がりました

「骨軟部腫瘍」に加え、2018年4月より「頭顎部がんの一部」「前立腺がん」には
公的医療保険が適用されます。
これにより、窓口での支払いは標準所得の家庭ではおよそ10万円以下になります。

■公的保険適用可能な場合

公的保険適用部分

公的医療保険適用の自己負担割合は年齢等によって異なります。

■先進医療適用のがん

公的保険適用部分

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交通アクセス

  • 九州新幹線利用(新鳥栖駅まで最速)

    博多駅から約13分、熊本駅から約24分
    鹿児島中央駅から約77分、広島駅から約80分

    JR長崎本線特急利用(新鳥栖駅まで最速)

    博多駅から約25分、佐賀駅から約13分

    車利用

    九州自動車道「鳥栖IC」から約10分。
    国道34号線を佐賀方面に進み元町交差点(向かって左手にENEOS、
    右手にベスト電器があります)を右折後直進、
    新鳥栖駅北入口(左手にファミリーマート)を左折後すぐ。

    飛行機利用

    福岡空港から車で約35分、 九州佐賀国際空港から車で約55分